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|フカセ釣りアングラー:2015~千葉県外房エリアでフカセ釣りに熱中。

|中島塾メンバー:日本の磯釣り巨匠、中島忠行氏の教えを受け継ぎ実践。

|週末釣行の達人:外房エリアの隠れた釣りスポットを毎週探索。

|釣り哲学:型にはまらない釣りを信条に、独自の「フカセ釣り理論」を展開。心を無にして海と対話する、究極の釣りへのアプローチ。

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番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る

釣りブログ-10-2-1 番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る

長野県白馬の松川での渓流釣りは、その美しい自然と豊かな魚影から、釣り愛好者にとって憧れの地である。しかし、渓流釣りは海釣りと違って難易度が高く、初心者には少しハードルが高いかもしれない。

普段は海でフカセ釣りを楽しんでいる私も、渓流での釣りには戸惑いを覚えたが、海で培ったテクニックを活かすことで、見事に尺イワナを釣り上げることができた。

2023年6月下旬に釣行、本記事では渓流釣り初心者が押さえるべきポイントや、海釣り経験者がどう渓流釣りに挑戦できるのかを具体的に紹介する。長野県で釣りを計画している方、また渓流釣りに興味がある方は、ぜひ参考にしてほしい。

目次

長野県内の管理釣り場でのルアー釣り体験

長野県内には数多くの管理釣り場が点在しており、特にルアー釣りを楽しむには絶好のスポットが揃っている。

今回訪れたのは、あずみのフィッシングセンターとニレ池フィッシングエリアだ。どちらも初心者から上級者まで楽しめる場所でありながら、それぞれ異なる釣り体験を提供してくれる。

本命は白馬渓流釣りだが、数時間でもルアー釣りを体験したいという衝動を抑えきれず、今回の釣行を決行した。

あずみのフィッシング1 番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る
あずみのフィッシングセンター2 番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る

誰でも釣れる!シンプルかつ低コストで楽しむ渓流エサ釣りの仕掛け

エサ釣りの仕掛け

高価な道具を揃える必要は全くない。

竿は長めの渓流竿を選ぶのがベストだ。なぜなら、様々なシチュエーションに対応できるからだ。特に30㎝以下の魚を狙うなら、渓流竿の「伸縮可能」という利点が大きな武器になる。
極端に言えば、0.5mから6.1mまで自在に調整できるのだ。

渓流釣り初心者の私でも、今回の釣行で数十匹を釣り上げた。

渓流釣り仕掛け 番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る
渓流釣り仕掛け-2 番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る

中流・上流域と源流域の違い

今回のメインであるエサ釣りであるが、仕掛けは下記のように大きく分けられる。

① 中・上流域
 比較的広い場所で、6.1m竿を最大に伸ばして使用する
 仕掛けも長くなる

3-2-1 番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る

② 源流域
 非常に狭い場所で釣りをする。急な傾斜と大きな岩が続き、
 木の枝や葉が生い茂っている中で仕掛けを投入するため
 竿を伸縮させながらの釣りとなる

 仕掛けは竿の半分くらいと短め設定

4-8 番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る

素人の渓流釣り道具

S__63275011_0 番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る

フカセ釣りに比べ非常に安価で済む。
竿はシマノの天平:硬調61、メルカリで¥8000位で購入。

その他、天井糸と目印を購入。

ハリスはナイロン0.3号。家にあった古いものを代用。

最初、ウキを付けていたが不要である。

針は渓流針を購入したが、アジ釣りに使用した袖針7~8号が活躍。

ガン玉はいつも使用しているもの。

予備の仕掛けを2つ作成。

鈴は熊よけに必須アイテムらしい。(環境省の熊対策メンバー談)

渓流釣りのエサ

中・上流域:ミミズ

源流域:ヒラタ ピンチョロ オニチョロ キンパク
 全て現地調達、岩の下にいる。
 今回〝ヒラタ〟が喰いが良かったが、基本現地にいる川虫で全て釣れる。

長野県白馬の松川・姫川をリサーチ!渓流釣りの最適ポイント発見

3-1 番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る

初めて訪れる白馬、そして初めての渓流釣り。無計画に挑んでも成果は期待できないと判断し、まずは作戦を立てることにした。白馬の渓流を知り尽くしている人たちに会い、情報を徹底的に集めるのだ。初日は情報収集と釣り場選びに全力を注ぐことに決めた。

姫川上流漁業協同組合で入漁券を購入しつつ、釣りに関する情報を探ると、「ヤマニーカワニー」という自然体験ガイドの方の連絡先を教えてもらった。すぐにお会いできるとのことで、直接場所や釣り方を教えていただけることに。このガイドの方はとても親切で、あとで知ったことだが、なんと自分と同い年だった。

こうして、準備は万全。さあ、明日から釣り場へ直行だ!

松川で尺イワナを釣り上げる!渓流釣り初挑戦の成果

初めての渓流釣り:意外と簡単に釣れる渓流の魅力

2日目の朝5時、竿を出してすぐに10~15㎝ほどのヤマメかイワナか、数匹の魚がヒット。渓流釣りは磯釣りと似ている部分がある。魚は大きな岩の影や反転流の下などに潜んでいるのだ。

フカセ釣りの経験がここでも生きた。「ガン玉の微調整」と「水流の読み」が重要だと強く感じた。魚の居場所は、海と渓流で共通している部分が多いようだ。

1-2-2 番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る

尺イワナとの壮絶バトル!濃密な朝の3分間

朝6時、ついに尺イワナを手にした。予想外の強烈な引きに驚いた!堰近くの大きな岩に静かに接近し、身を隠し遠投。流れが速い場所と緩やかな場所の境目を狙い、ガン玉4Bを針上20cmにセット。

仕掛けを投入するとすぐにエサが奪われた。渓流竿が最も曲がったのはこの時だ。

引きが強く、魚はあちこちへと走り、なかなか上がってこない。その間に他の魚は逃げてしまったかもしれないが、こんな魚を釣り上げるのは偶然でも嬉しいものだ!

使用したのは細ハリス0.3号。磯釣りの経験から、強い引きに対してリールのレバーブレーキを開放する癖が出てしまい、リールが無いのに指が動く自分に笑ってしまった。

アプローチから取り込みまで、およそ3分。濃密な朝のひとときだった。

1-尺イワナ 番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る

2日目は午前中で釣りを切り上げ、午後からはさらなるポイント開拓に全力を注いだ。

渓流初心者ながらのコツ

  • 魚の居場所は、流れの反転流や岩場の下
  • 一場所一投が基本
  • 下流から上流へ、サクサク釣り進む
釣りブログ-10-3 番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る

一見、堰からの水流は激しく左へ流れているように見えるが、実は大きな岩の脇では、逆に流れている部分もある。
仕掛けを投入すれば、吸い込まれるように下側の流れに引き込まれていく。

その奥に魚が潜んでいる。エサが流れてくるのを待っているのか、激しい水流に身を潜めているのかもしれない。

松川源流域をリサーチ!秘境の渓流釣りスポットを探る

4-6 番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る

白馬3日目、松川の源流方向へ車を走らせ、いくつかのポイントを探ってみる。

源流に近くなるほど、急な斜面となり水流が激しさを増す。川の水が非常に冷たく夏用のウェダーだと体が冷えて6月下旬でも寒く感じる。

現地の方に話を伺い、ようやくそれらしき場所へ辿り着いた。普段は人が入っていないようで熊が出そうな雰囲気である。

ミミズは喰いが悪いので、石の裏に付いている川虫などをエサにしてみた。

すると、意外と簡単に喰うものである。

名称未設定のデザイン-1 番外編:長野県渓流釣りでフカセ経験が大活躍!白馬で尺イワナを釣る

赤丸は、流れが逆となっており、その奥に魚が潜んでいることが多い。

オープンスペースには魚は居ない。

仕掛けを投入すると上流側の流れに沿って吸い込まれ、ラインを張りながら少しずつ奥へと送り込むように、竿を巧みに操作するのが肝心だ。

ここで、アタリがあったら合わせてはいけない

ラインを、「張って、止める」

または、「逆に送り込む」

このシンプルな動作こそが、フカセ釣りで普段から行っているテクニックで、大いに役立ったのだ。

しかし、大前提として仕掛けが直線に近い状態でなければならい。

これは磯釣りでも同様である。

合わせても良いが、合わせる必要が無い。

ガン玉の位置が合っていれば、ラインを張るだけで勝手に針掛りしてくれる。

松川源流で渓流釣り!最終日の釣果と総まとめ

源流域では尺を超える大物には出会えなかったが、これほどまでに釣れるとは予想外だった。

最終日、このポイントを拠点に朝から夕方まで心ゆくまで渓流釣りを満喫した。

「アタリがあるのに針に掛からない」場面もあったが、フカセ釣りで実践している〝誘い〟の技を駆使し、見事に魚を釣りあげることもできた。

何匹釣ったか覚えていないが、釣ってはリリースの繰り返しであった。

・ポイントは、岩の影と草木が複合している箇所
・反転流と岩や草木が複合している箇所

・上流へ逆に流れている場所を見つける
・アタリがあるけど針に掛からないときは、ガン玉調整する
・日によって、喰いの良い川虫の種類が違う

・基本アジ釣りと一緒。誘えば喰う。
・誘いのバリエーションを増やす

フカセ釣りの経験が私にとって大きなアドバンテージとなったが、この贅沢な渓流遊びは、誰にでも体験してもらいたい。

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