台風接近前~千葉県外房エリアのフカセ釣り
大型台風10号が九州に接近している中、千葉県外房エリアも波の影響を受けつつあるが、今日までなら磯釣りができる状況だ。
イサキを狙って現地に到着すると、かなりのうねりが待ち受けていた。
安全を最優先に考え、ワンド奥に釣り座を構え、短時間でメジナを狙う釣行が始まる。
フカセ釣りの釣果
メジナ 38㎝~35㎝ 3尾(数匹リリース) 尾長メジナ33㎝ オジサン 40㎝
釣り場の状況と潮の流れ
潮位と釣り時間
今回は長潮。満潮が21時頃で潮位が130㎝である。台風の影響でうねりがあるが、ワンド奥からは釣りに十分な状況が整っている。
南風が5~6mの予報であるが、心地よい風が吹き抜けている。追風になる場所を探しながら、釣りを開始する。
浅場でも潮流はかなり複雑
浅場の磯でのメリット
・仕掛けが極端に短いのでアタリが明確
・タナの調整が非常に安易
※ここで紹介する浅場とは、水深50㎝~100㎝
浅場の磯でのデメリット
・沖から魚が入ってこなければ、全く釣れない
・根掛り頻度が多い
・流れが速いので、竿でラインコントロールを常に行う
浅場のワンドでも潮の流れによって魚が集まる箇所は大きく偏る。夕方の気持ち良い時間帯から仕掛けを投入し、潮の流れを探る。
コマセは全て足元またはその近辺へ撒く。ワンドの中に魚が入ってくれば良いので遠くへ撒く必要はない。
入ってくる潮もあれば沖へ出ていく潮もある。明確には分からないが、基本的には入る潮と出る潮の境目に魚が群れている様だ。これがいわゆる「潮の壁」である
「潮の壁」は瞬時に変化する。仕掛けを投入し、ウキがゆっくりと沈む箇所が潮の壁であり、そこに魚が集まる確率が高い。
ラインを潮上へ張ることにより、仕掛けが直線に近い形になることで魚を掛けやすくなる。
しかし浅場で波が荒れると、流れが非常に早くなる。そのため、仕掛けが短くても直線を保つことが難しく、アタリがあっても針に掛かる確率が低いのが現実だ。
今回の仕掛けは、ウキ下30~70㎝程度。
ウキ:2B/ガン玉:B
基本的にはガン玉の位置をずらして微調整を行う。
浅場での磯釣りのコツ3選
1.波にあわせて竿を左右にさばきながら、ラインを潮上へと張る
2.大きな波が来たら、竿を上げてラインが取られないようにコントロールする
3.ガン玉の位置をずらしながら、「潮の壁」に入るように微調整を行う