南西爆風と荒波に挑む!コロダイ&尾長メジナを見事キャッチ!
今回は南房総でフカセ釣りに挑戦だ。南西から吹き荒れる爆風と激しい波に翻弄されながら、夕方の満潮から下げ潮へと時間が流れていく。仕掛けの調整には悪戦苦闘したが、そんな中でも決してあきらめず挑み続けた。
その結果、ついにコロダイと尾長メジナをキャッチ!サイズは大きくはないものの、この過酷な環境下で手にした魚たちは、まさに奇跡的な獲物だ。自然との壮絶な戦いの中で味わう釣りのスリルは、まさに格別。今回の釣行を通じて、釣りの醍醐味とエキサイティングな瞬間をぜひ感じ取ってほしい。
波が荒れ狂い、風に煽られながらも、挑戦を続けた先には忘れられない感動が待っている。このスリリングな瞬間を体感したいなら、次の釣行計画はもう決まったも同然だ。
潮回りと天候
10/7 満潮は18時。南西風8mの予報だが、現地では予想以上の強烈な爆風が吹き荒れている。しかも風は強弱を繰り返し、まるで自然の猛威に試されているようだ。波も大荒れで、磯に立つのは困難な状況だ。
港の中だけが唯一釣りが成立しそうだが、そんな厳しいコンディションこそ、釣りの真価が問われる瞬間だと言える。
フカセ釣りの釣果
コロダイ35㎝ オジサン35㎝ 尾長メジナ29㎝
フカセ釣りの解説
堤防の形状がどうであれ、魚が集まるポイントはある程度予測できるものだ。そのカギを握るのが「潮の壁」。潮同士がぶつかり合う場所の周辺こそ、チャンスエリアである。潮がぶつかると潮の壁・境目が発生し、それを狙う魚が集まる。ここをうまく見極めて仕掛けを投入すれば、ヒットの確率がグンと上がるだろう。
日本各地の堤防は大小様々だが、その形状が似ているため、魚が集まる場所もある程度予測できる。
基本的に、船道の下潮は沖へ向かって流れ、上潮は港内周辺に向かって動いている。
この潮の動きをつかめば、どこに仕掛けを投げ込むべきかが見えてくるのだ。強風や悪天候で潮の流れが読みづらいこともあるが、大まかなパターンは共通している。
【堤防で狙うべき箇所】
①反転流
足元付近は狙い目
②港内に入る潮と沖で出ていく潮の境目
上潮と下潮の境目がポイント。風は上潮に流されないような仕掛けが必須である
③船道の数十メートル先の沖付近
コマセが最終的に到達するエリア
船道から出る下潮と沖の潮がぶつかり合う潮の壁に大物が潜んでいる
堤防の際(きわ)の流れは、まさに要注意ポイントだ。波が打ち寄せるたびに潮の流れが変わり、その動きは非常に複雑。だからこそ、ただの流れに見える場所でも、実は絶好のポイントが隠れているのだ。
その秘密は「潮の壁」にある。潮がぶつかり合うことで、エサが一ヶ所に濃く集まるポイントができる。これが潮の壁で、まさに魚が群がるチャンスが生まれる瞬間だ。
ポイントは、潮の壁の「周辺」または「下」である。エサが濃く集まる場所には中小の魚しかない場合が多いが、そのこぼれ落ちたエサを狙って周辺に大物が潜んでいる。
この潮の壁を攻略することが、フカセ釣りで大物を狙うための第一歩になる。潮の変化を見極め、仕掛けをうまく操ることで、魚との駆け引きがよりスリリングに楽しめるだろう。