失敗談:千葉県外房でのフカセ釣り: アジ釣りのコツと釣れない日の対処法
今日の夕まずめから夜にかけて、潮があまりよくない。しかし、干潮前後でもアジは釣れるのでしょうか。そんな疑問に挑んでみました。
この日は思いの外、強風が吹いていました…(´;︵;`)。自然の中での釣りは、予期せぬ天候も醍醐味の一つですね。荒天候に耐えつつ、様々な仕掛けを試しているうちに、あっという間に時間が経過しました。
最後には小さな成功が待っていると思いきや、自然はそう甘くはありません。条件が良ければ誰でも簡単に釣果を得られますが、難しい状況では、「適切なタナは?」「魚はいるのか?」「仕掛けの調整はどうする?」「食い渋りの原因は?」など、様々な要素を考え、検証し、その積み重ねが次回の釣行に活かされます。
遠くまで足を運び、時間と労力、お金を多くかけたからこそ、釣りたいという気持ちは誰しもが持っています。特に県外から来たアングラーは、一日を丸々釣りに費やすことも多いでしょう。
そんな方々にも、私の「オデコ」(釣果ゼロ)の釣行失敗体験が参考になれば幸いです。
【必見!爆釣!千葉県外房エリア釣行記】のような、たくさん釣れたときの記事はたくさんありますが、「こんなときは釣れない」「釣果ゼロの釣行データ」を共有する記事は珍しいですよね。
私はここであえてそのような経験を共有し、自身の釣りスキルを高めていこうと思っています。
釣行データ
日時 | 鴨川堤防 |
場所 | 2024.1.8 16:00~20:30 |
潮回り 中潮 | |
天候 波/風 | 南西9m |
水温 | 18℃(前日差±0) |
フカセ釣りタックル
ロッド | シマノ16BBXスペシャル MZⅡ1.5-500/550 |
リール | 15BBXテクニウム C3000DXG |
ライン | ナイロン 3号 |
ハリス | ナイロン 1.2号 |
針 | 袖針10号 |
コマセ | オキアミ4kg×2ブロック V9-1袋 |
海のYouTube動画
海の状況と釣りの解説
結論。このような潮の状況では、すぐに場所を変更することをお勧めします。強風により、表層の水流は沖から手前へと激しく流れていますが、海中の潮はさらに高速で沖へと流れています。3ヒロの仕掛けを投入すると、リールに巻かれた150メートルのラインが一気に出されてしまいます。何ヒロとっても同じ結果です。
コマセは150~200メートル沖に流されていると思われます。右わきの根ぶちではコッパメジナが数匹釣れますが、本命の魚ではありません。釣果は期待できなくはないですが、「コマセ」という武器を有効に活用するには、この場所ではもったいないです。
この場所から仕掛けの届く範囲にコマセを効果的に使うのは非常に困難。時間とともにコマセは沖へと流され、釣れる魚が少なくなります。
これは釣りにおいて、自分の戦略が逆効果となり、釣果を低下させる悪循環に陥りますよね。
海のイメージ画像
激しい海流が200メートル先まで及んでいる様子を描写してみました。実際には、海流はさらに複雑です。
一方向に流れているように見えますが、実際には、反転流や深い海流は多方向へ流れています。目には見えませんが仕掛けを投入すると流れの複雑さが分かります。
仕掛け
海流のど真ん中に仕掛けを投入すると、100m以上簡単に仕掛けが吹っ飛んでいきます。釣りになりませんね。コマセも遥か遠くへさようなら!
仮に、高浮力のウキとガン玉を重くしても同じです。重さにも限界がありますよね、人が流されるレベルなので・・・。
ちなみに、今回の仕掛けですが、
ウキ/3B×3 +α(高浮力)
ガン玉/3B_ウキ下 2B_ヨリ戻し上 3B_ハリス真ん中 B_ハリ上30㎝
ウキ下/3ヒロ~4ヒロ (4ヒロだと根がかりあり)
ハリス/2.5~2ヒロ
「何でもいいから釣りたい!」という方へのアドバイス
釣りへの情熱が溢れる方へ。海流の反転流や岩盤の際を狙えば、小さなメジナを釣ることは可能です。しかし、大きな釣果を期待するのは難しいかもしれません。
特にアジングに挑戦する方にとっては、なかなか釣果を上げることは難しいでしょう。挑戦する価値はありますが、準備をしても困難な状況に直面する可能性があります。
私自身、これまで爆風の中でもある程度の釣果は得てきました。しかし、激流に遭遇した時は、どのように対処して良いか分からず、手をこまねいてしまいました。
釣行から帰る途中、私の師匠にその日の状況を話すと、「ああ、もっと早く場所を変えるべきだったね」と簡単に言われました。
これは私にとって大変貴重な失敗体験となりました。皆さんも、他人の失敗から学ぶことで、より良い釣りを目指しましょう。