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|フカセ釣りアングラー:2015~千葉県外房エリアでフカセ釣りに熱中。

|中島塾メンバー:日本の磯釣り巨匠、中島忠行氏の教えを受け継ぎ実践。

|週末釣行の達人:外房エリアの隠れた釣りスポットを毎週探索。

|釣り哲学:型にはまらない釣りを信条に、独自の「フカセ釣り理論」を展開。心を無にして海と対話する、究極の釣りへのアプローチ。

|釣果のシェア:過去の釣りの記録はインスタグラムで公開中。

冬の荒波を制する!南房総のフカセ釣りで寒グレを獲る方法

S__54411266_0-scaled 冬の荒波を制する!南房総のフカセ釣りで寒グレを獲る方法

昨日は雪が舞い、今日は北風が吹き荒れる厳しい寒さ。こんな日に釣りに出かけるなんて、考えられないですよね。
でも、私は違いますよ。毎週の楽しみ、それが「フカセ釣り」です。
今回は久しぶりに南房総へ。夜の外気温はわずか2~4℃との予報で、強風が体感温度を一層冷たくさせます。しかし、完璧な防寒対策を施し、南房総の磯での挑戦を楽しみます。寒さにも負けず、浅瀬に生える海苔を目当てに寒グレが集まる、そんな冬の釣りの醍醐味をご紹介します。

目次

釣行データ

スクロールできます
日時2024.1.15 
17:00~20:00
潮回り 

中潮
S__54411289-1 冬の荒波を制する!南房総のフカセ釣りで寒グレを獲る方法
天候 波/風晴れ 北9.8m
水温(前日差)17.5℃(±0)

フカセタックル

スクロールできます
ロッドシマノ16BBXスペシャル
MZⅡ1.5-500/550
リール15BBXテクニウム
C3000DXG
ラインナイロン 3号
ハリスナイロン 2.0号~2.5号
グレ軽量 6号 7号
コマセオキアミ3kg×2ブロック  V9-1袋

釣果

口部グレ :30~39cm 7匹 (2匹リリース)
尾長グレ :41㎝ 1匹

海の状況と釣りの解説

強風との向き合い方

夕まずめの時間帯、北風が強く吹く中での釣りに挑戦。多くの方が避けがちな向かい風の状況ですが、実は私自身、爆風でない限り、向かい風の方が釣りやすいと感じています。実際に体験してみると、この好みの違いが明確になります。もちろん、これは個人の感覚によるものなので、一概にお勧めするものではありませんが、風との異なる向き合い方を試してみるのも釣りの楽しみですよ。

海のYouTube動画

16:30の海の状況と釣りの安全対策

釣りを始める前の16:30、海の状況を確認しました。潮の高さは約100cmで、波風がかなり荒れています。予報では18:40に満潮となり、潮位は140cmに達する見込みです。これだと、バッカンごと流されてしまう可能性がありますね。

さらに、風速予報によると北風が8.5mから9.8mへと強くなるとのこと。そのため、安全を最優先に考え、後方に釣り座を設定することにしました。釣りを長く続ける上では、このような安全対策が非常に重要だと、いつも心掛けています。

水中のイメージ画像

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水中の様子を想像してみると、波がうねりを伴い、非常に強く流れていることが想像されます。特に、浅場ではこの現象が顕著に現れます。上潮は岸に向かって流れ、下潮は沖に向けて素早く流れています。この現象は、単に上潮や下潮だけではなく、縦、横、斜めの3次元で動き、さらにその動きは瞬時に変化し続けます。

しかし、このような狭いエリアでの釣りでは、大まかに「上潮」と「下潮」の流れを理解し、感覚的に捉えることが重要です。入ってくる潮があれば、出ていく潮もあり、その相互作用が釣りの成果に影響を与えます。

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強風時の釣り仕掛けのポイント

強風の中での釣りにおいては、仕掛けの調整が重要です。以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

  • ガン玉の使用: 強風に負けないよう、重めのガン玉を使用します。これにより、仕掛けが風に流されるのを防ぎます。
  • 高浮力のウキの利用: ガン玉の重さに対応するために、高浮力のウキを選びます。これにより、仕掛けが適切なポイントに保たれ、釣りやすくなります。
  • 短めの仕掛け: 強風ではアタリを察知しにくいため、仕掛けを短めにすることが有効です。これにより、微妙なアタリも感じ取りやすくなります。
  • 仕掛けの直線化: ウキとヨリ戻しの中間にガン玉を配置することで、仕掛けが直線状に保たれます。これにより魚が掛かりやすくなり、釣果に直結します。
  • これらのポイントを押さえることで、強風の中でも効率的に釣りを楽しむことが可能になります。


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風に対応した仕掛けと潮の境目での釣り戦略

2024-4-1 冬の荒波を制する!南房総のフカセ釣りで寒グレを獲る方法

軽い仕掛けだと風にあおられ一瞬でBまで流され根掛りするため、Aに仕掛けをステイさせる様に重い仕掛けを使用します。

コマセを打つ場所は向かって右後方、もしくは足元が適切で、Aに直接打つとコマセはさらに沖へ行ってしまいます。魚がいるポイントは、ぶっちゃけどこにでもいますが、とくに潮の壁、上・下潮の境目や根ぶち、足元がポイントです。



潮の境目は瞬間ごとに変化するので仕掛けを入れながらラインを張っておきます。潮の壁に入るとウキが沈み、仕掛けがステイしています。ウキがサスペンドし浮いてこなくなると、魚を喰わせられる状態になります。

ほとんどがこれで喰ってきますが、数匹釣ると魚が居ても喰わなくなるため、その時はエサを誘います。

リールを半回転して止める、1回転して止める、3分の1回転して止めるなど、不規則な順番でエサを誘い魚たちに違和感を感じさせないことが重要です。

ひといきタイム

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