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|フカセ釣りアングラー:2015~千葉県外房エリアでフカセ釣りに熱中。

|中島塾メンバー:日本の磯釣り巨匠、中島忠行氏の教えを受け継ぎ実践。

|週末釣行の達人:外房エリアの隠れた釣りスポットを毎週探索。

|釣り哲学:型にはまらない釣りを信条に、独自の「フカセ釣り理論」を展開。心を無にして海と対話する、究極の釣りへのアプローチ。

|釣果のシェア:過去の釣りの記録はインスタグラムで公開中。

【外房・春グレ】産卵期終盤の渋い状況で43cmの大物メジナをキャッチ!

YouTubeサムネイル-1 【外房・春グレ】産卵期終盤の渋い状況で43cmの大物メジナをキャッチ!

春の訪れを感じる4月中旬、千葉県外房エリアでフカセ釣りに挑戦した。 釣り好き必見の釣行レポートをお届けする。

海水温は冬のなごりのせいか喰い渋りがあったものの、なんとか43cmの良型グレ(メジナ)を見事キャッチ。前半での磯場では小型のメジナばかりがヒットしたが、潮の動きを読み切り、ポイントを堤防に移動して勝負に出た。

寒グレシーズン終盤の難しい状況でも釣果を出すコツや、潮流の見極め方、エサの付け方まで、実釣シーンを解説している。

【おまけ映像】先輩が釣り上げた46.5cmの大物グレも掲載。

磯釣りや冬の釣り、南房総エリアでのフカセ釣りに興味がある方は必見。 釣り動画や攻略情報を探しているアングラーは、春磯攻略のヒントをぜひチェックしてほしい。

目次

フカセ釣り釣果

グレ(メジナ)磯:尾長メジナ30㎝ 堤防:口太メジナ 43㎝ 38㎝

フカセ釣りの解説

潮の流れ・海の状況詳細

外房エリアは南西の風が比較的強かったものの、前半は風裏にあたる磯場を選択する。釣果が出ないため、後半は強風ながらも堤防へ移動する。波は穏やかな方であった。

スクリーンショット-2025-04-27-175709 【外房・春グレ】産卵期終盤の渋い状況で43cmの大物メジナをキャッチ!

今回のフカセ釣りの解説

夕まづめ:磯

向かって右が岩盤で左は急に深くなっている。下潮は沖へ流れているが上潮は手前や岸へ勢いよく流れている。

ウキ下は1.5ヒロ前後に設定。このエリアは風裏で風も穏やかではあるが、魚の警戒心が緩むには波風があった方が良い。この磯では、期待していたような釣果には恵まれなかった。

ヒットしたのは小ぶりのメジナで物足りない。 唯一、30㎝の尾長メジナを仕留めたが狙いのサイズではない。

仕掛け1-1-1 【外房・春グレ】産卵期終盤の渋い状況で43cmの大物メジナをキャッチ!

​​​​春先のこの時期、ウキが勢いよく沈み込むような明確なアタリはほとんどない。 魚が喰い渋っているからだ。ウキがゆっくりと沈みなかなか浮いてこない・・・そんなはっきりしないアタリばかりだ。

恐らく、エサをほんの少し口に含み、わずかな違和感を感じればすぐに吐き出しているのだ。 この微妙な変化を見抜けるかどうかが、釣果を左右する。

グレ2 【外房・春グレ】産卵期終盤の渋い状況で43cmの大物メジナをキャッチ!

この僅かなアタリをものにするには、できる限り直線に近い状態で喰わせることが重要である。完全な直線にはならないが、図のようにラインにたるみがあると、エサだけ喰われることが多くアタリも感じる事ができない。

魚を仕留めるまでには、仕掛けの微調整が肝である。ウキの浮力、ハリスの長さやガン玉の重さや位置が大切である。
特に今回はガン玉の位置調整に苦戦を強いられた。細かく見直しながら、バランスよく最適な仕掛けを探る必要がある。

5 【外房・春グレ】産卵期終盤の渋い状況で43cmの大物メジナをキャッチ!

残念ながらこの磯で大物を仕留める事は出来なかった。

3 【外房・春グレ】産卵期終盤の渋い状況で43cmの大物メジナをキャッチ!

磯で迎えた夕まづめのゴールデンタイムも過ぎ、アタリがぱったり途絶える。 ここで潔く見切りをつけ、次なるチャンスを求めて夜の堤防へと移動。

満潮~ 堤防へと移動し大型グレを狙う

堤防:海中映像-1 【外房・春グレ】産卵期終盤の渋い状況で43cmの大物メジナをキャッチ!

仕掛けの特徴としては、ハリスに打つジンタンを高めに設定し、より自然にエサを流す演出をイメージした。

仕掛け2 【外房・春グレ】産卵期終盤の渋い状況で43cmの大物メジナをキャッチ!
堤防:海中映像-2-1 【外房・春グレ】産卵期終盤の渋い状況で43cmの大物メジナをキャッチ!
スクリーンショット-2025-04-28-193407 【外房・春グレ】産卵期終盤の渋い状況で43cmの大物メジナをキャッチ!
スクリーンショット-2025-04-28-193424 【外房・春グレ】産卵期終盤の渋い状況で43cmの大物メジナをキャッチ!

潮の壁を狙うのは釣りにおける基本戦略のひとつだ。

釣りは、自然のリズムに合わせて組み立てる戦略ゲーム。 大荒れでも風ひとつないベタ凪でも、それぞれの状況に、それぞれの攻略法があり、答えはひとつではない。だから釣りは面白くて、楽しさの世界がどんどん広がっていく。

テクニックと経験を重ねていくことで、悪条件でも魚を引き出すことができるようになる。 そうなれば、どんな日でも釣りが楽しくなり、釣れる可能性がある限り、竿を出せるようになる。


釣行データ

スクロールできます
日時2025.4.17
場所鴨川周辺の磯&堤防
潮回り 中潮
天候 波/風晴れ 風/南西3.0~8.0 波0.9m
水温(前日差)15.5℃(±0℃)
潮位表1:1 【外房・春グレ】産卵期終盤の渋い状況で43cmの大物メジナをキャッチ!

フカセタックル

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ロッドシマノ16BBXスペシャル
MZⅡ1.5-500/550
リール15BBXテクニウム
C3000DXG
ラインナイロン 4号
ハリスナイロン 3.0号
グレ 5号
コマセオキアミ3kg×2ブロック  V9-1袋

おまけ映像

46.5相川さん 【外房・春グレ】産卵期終盤の渋い状況で43cmの大物メジナをキャッチ!

私の先輩が釣ったグレ。46.5㎝。みごとな魚体である。

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